未知なる魅力の、ひの木の炭

パミアは研究をつづけます。
 昔から焼かれていたひの木の炭ですが、燃料以外の用途として、脱臭や除湿以外の効果がまだまだすべて発見されていないとパミアは考えています。
 また、脱臭性・吸湿性についても、スペースの大きさと適正量(必要量)は研究の余地があります。現在の製品の半分の量ではどうか?「臭い」の感じ方は個人差があるが、数値化できないか?等々。
 パミアは、今後も「ひの木の炭」を研究し続けていきます。

図


蓄積されるにおい成分や水分!パミアは炭のリサイクルを事業家します。
 炭には脱臭・除湿効果があることが昔から知られていました。しかし、吸収された臭い成分や水分はどうなっているのか、明らかにする必要があります。
 パミアは島根県産業技術センターの協力を頂き、1年間お客さまのご自宅で使用していただいた炭、回収し分析しました。



試料名 水分量(wt%)
新品(37℃乾燥) 1.77
回収品(1年間使用品) 5.87
加熱・乾燥処理品 (37℃乾燥) 2.13
(230℃加熱) 0
測定:島根県産業技術センター

 新製品の場合、許容できる水分量は10wt%程度であることが、前回分析でわかっています。1年間使用した炭(回収品)は5.87wt%ですから、使用し始めてから水分が蓄積され、あと8ヶ月で10wt%に達すると考えられます。つまり、寿命は約1年8ヶ月と推定しています。(検体数1の実験結果です。今後データを重ねデータの信頼性向上を図ります。)

 これを新品レベルまで回復するには、炭を再度高温で焼く方法があります。実験ではホットプレートを利用して230℃加熱により回復することがわかりましたが、一般家庭でこのように高温にするにはなかなか難しいかと思います。
(調理用オーブンで焼く方法はありますが、急激に悪臭ガスが出ますので、現実的ではありません。)
 普通に室内に置いておくだけでは、一度吸着した水分は抜けないことがわかりました。
 炭がする、「呼吸」は表層に吸着あるいは結露した水分と考えられます。




グラフ
測定:島根県産業技術センター

 新品に比較し回収品の脱臭性は、水分量と同様の傾向がありました。
 回収品の脱臭性能は1年間経過後も十分に能力があります。しかし、新品と比較すると、若干ですが能力が低下します。(吸着速度が遅くなる)
 これを回復させるのにも、高温加熱は有効な手段でした。
 つまり、臭いも水分も高温にさらされると蒸発するということを表しています。



 パミアは2008年6月に価格改定を行い、製品価格を下げました。
 それでも一度買っていただいた商品は、なんとか長く使っていただきたいと考えています。地球環境のことも考えれば、今後炭のリサイクル事業は社会的に必ず実現しなければならない事業と考えています。



置き場所 目的 必要量 交換周期
6畳の部屋 脱臭 パミアのおふくろさん
4袋以上
約6ヶ月
車内・クローゼット他
(比較的狭いスペース)
脱臭 パミアのおふくろさん
1袋以上
約6ヶ月
間口1間の押入れ 除湿 パミアのおふくろさん
4袋以上
約8ヶ月以上
ゲタ箱・ロッカー他 脱臭 こぶくろちゃん
1袋以上
約6ヶ月
必要量は目安です。効果が小さい場合は、追加してください。

 交換周期は、今までにご購入いただいたお客様のモニター結果より設定しております。
 感応評価の結果であり、個人差があります。
 パミアでは、この数値化に取り組んでいます。検討結果については、ホームページ上で逐次報告いたしますので、ご了承ください。


 以前より「炭には人を落ち着かせる効果がある」と言われていますが、それは、室内の空気を脱臭したり除湿したりして、空気を清浄化するためであると考えてきました。
 ところが、ご購入いただいたあるお客様から、「炭が身近にあると、気分が落ち着く」という声がありました。(これが、ひの木のベッドの商品化につながりました)
 どのようによいのか?・・・・
 現在、このいやし効果を科学的に究明する取り組みを行なっています。また、平行してもっと身近に「いやし効果」を感じていただくために、「ひの木の炭の快眠グッズ」を開発中です。
 今後、製品の開発経過につきましても順次アップロードしますので、ときどきチェックしてみてください。


 現在の製品の使用用途は主に生活空間の空気の清浄化ですが、それ以外の用途研究も行なっています。
 新たな使用用途はそのまま新製品につながっていきます。
 今後ともパミアの製品にご期待ください。